工場倉庫

工場、倉庫の省エネ・節電方法をご紹介いたします。

LED交換というと、蛍光灯をイメージされる方が多いかと思います。実際ＬＥＤ照明が出始めた頃は、水銀灯ほど照度が高くなかっため、電球や蛍光灯に比べて、水銀灯を交換するケースは稀でした。

しかし現在は技術の進歩により、必要な照度を満たした製品が開発されています。
以前の「LED交換＝暗くなる」といった状況から、LEDの導入をためらう方もいるかもしれませんが、実は水銀灯のLED化がもっとも節電効果が高いのです。

工場、倉庫でのＬＥＤ化には経費削減、節電効果以外にも様々なメリットがあります。


・長寿命のため一度交換すれば、計算上は約10年以上交換が不要です。高天井の照明交換にかかるコストを大幅に削減できます。

・ＬＥＤ照明はその特性上、紫外線・赤外線の照射量が非常に少なく、そのため虫が寄りつきません。精密機械やラベルなどを扱う工場では、非常に嬉しい利点です。

・商材の変色、劣化を防ぐので、コストパフォーマンがさらに良くなります。なによりも、ＬＥＤ照明は瞬時に点灯するので、こまめな節電が可能です。

・ＬＥＤ照明はほとんど熱を発しないため、精肉や鮮魚、青果などの商材を痛めることはありません。また紫外線や赤外線の放射が少ないため、商材の鮮度維持に非常に効果を発揮します。

・空調設定温度の見直しを行う
クールビズや扇風機を使用するなどして、体感温度を調節、工場内および事務室内の温度を28℃にしましょう。夏場はブラインドを降ろして日射を遮ることも効果的です。利用していない部屋の空調を停止することも◎
 
・外気取入量の見直し
夏場は空調機の外気取入量を最小化してみましょう。 空調負荷が減り、消費電力を削減できます。

・冷温水送水温度の見直し
ターボ冷凍機の冷水出口の温度設定を上げることで、消費電力を削減できます。

・冷凍機・補機の運転台数の適正化を行う
複数の熱源機がある場合は運転台数の見直しを行いましょう。

・風量調整、水量調整による動力の低減
風量調整をすることでファン動力を低減、水量を調整することでポンプ動力を低減できます。インバータを調整し最適な風量、水量にしましょう。

・トイレ温水便座設定の見直し
温水洗浄便座の設定を見直しましょう。 便座と洗浄用温水の温度を低めに設定するのも効果的です。 支障がなければコンセントも抜きましょう。

・不使用時期の温水器電源のＯＦＦ
手洗い用の電気温水器は冬以外は電源ＯＦＦにしましょう。 消費電力と待機電力が削減できます。 このとき貯湯タンク内の水は抜いておきましょう。

・給湯温度の見直し
給湯温度は、衛生上可能な範囲で低く設定しましょう。ただし、 レジオネラ菌の発生防止のため、60℃以上は必要です。