エアコンは、圧縮機(コンプレッサー)を動作させることと、ファンを回転駆動させることに電力が使用されています。
ファンはエアコンが運転している以上、常に回転駆動し続けるため、これを停止させることはできません。
よって、エアコンの省エネを図る場合、コンプレッサーを停止させる時間を長くすることが基本となります。
例えば、エアコンを自動運転モードとすれば、室内の温度や湿度などによって、コンプレッサーの運転時間が自動的に調整されるため、省エネ運転となります。
エアコンはこのように、周囲の空気環境によって消費電力が変動するため、月間・日間の消費電力を推測することが困難です。
天気が悪かったり、気温の高低が激しい場合、消費電力も大きく変化します。
エアコンの消費電力と電気代の関係
エアコンの仕様書には、Coefficient of Parfofmance(COP)という数値が記載されています。COPは、入力した電力の何倍の出力を得られるかを数値で示したものです。数値が大きいほど、高効率なエアコンであることがわかります。家庭用のルームエアコンでは、5.0前後が一般的です。
業務用のマルチエアコンなどではCOP3.0~3.5程度、エアハンドリングユニットなどではCOP2.0~2.5など低くなります。

エアコンは、照明器具のような単純な負荷ではなく、外気温・室温・温度設定・カーテンやブラインドの有無・人数・照明の数など、エアコンを設置している部屋や外気の環境によって、運転が頻繁に変化するため、消費電力を算出するのが非常に難しい性質があります。
室温が設定温度と同じになった瞬間から、コンプレッサーは運転を停止し送風運転のみ行うようになります。部屋が狭かったり、温度設定が現在室温と大差ない場合は、すぐに設定温度まで空調されますので、以降は送風運転になり消費電力は格段に小さくなります。
エアコンの消費電力を小さくする方法は、エアコンの省エネ運転として後述しますが、コンプレッサーが運転する時間をいかに小さくするかがポイントになります。 冷房運転しているエアコンのコンプレッサーを運転させないためには、空調対象の部屋が設定温度まで調整されれば良いということに尽きますので、設定温度を高くすることが最も効果的な省エネ手法となります。
しかし、温度設定を上げ過ぎてしまっては快適な環境を作ることが出来ません。快適な温度環境を、少ない消費電力で実現することが、エアコンを上手に使うことに繋がるため、後述する手法を併用することで電気代を低く抑えながら、快適な環境を創りだすことが可能になります。
エアコンの消費電力を小さくする方法は、エアコンの省エネ運転として後述しますが、コンプレッサーが運転する時間をいかに小さくするかがポイントになります。 冷房運転しているエアコンのコンプレッサーを運転させないためには、空調対象の部屋が設定温度まで調整されれば良いということに尽きますので、設定温度を高くすることが最も効果的な省エネ手法となります。
しかし、温度設定を上げ過ぎてしまっては快適な環境を作ることが出来ません。快適な温度環境を、少ない消費電力で実現することが、エアコンを上手に使うことに繋がるため、後述する手法を併用することで電気代を低く抑えながら、快適な環境を創りだすことが可能になります。
複数の室内機を同時運転・個別運転させる
室外機1台に対して複数台の室内機を同時運転・個別運転するとは
業務用エアコンは間取りや設置場所に合わせて、室外機1台に対して複数台の室内機を使用することができます。 それにより室外機設置場所の省スペース化や、空調機器・工事費用の総額を抑えることもできます。 また、室内機の馬力を各設置場所に合わせて調整をしたり、室内機の形状を設置箇所にあわせることもできます。
当社ではお客様の使用環境に合わせたエアコンのコンサルティングもおこなっています。 無料現場調査・見積もりをご利用ください。
当社ではお客様の使用環境に合わせたエアコンのコンサルティングもおこなっています。 無料現場調査・見積もりをご利用ください。

室外機1台に対して複数台の室内機を同時に運転します。
主にワンフロアや工場等によく利用され、基本的にはリモコン1台で対応します。
メーカーによって名称が異なりますが、室内機の台数によって、
同時ツイン、同時トリプル、同時フォーなど表示します。

室外機1台に対して複数台の室内機を個別に運転します。
主に複数の部屋ごとや、
ワンフロアでの窓際や出入口による温度ムラの軽減のため設置したりします。
メーカーによって名称が異なりますが、室内機の台数によって、
個別ツイン、個別トリプル、個別フォーなど表示します。